会長挨拶
このたび、第69回日本消化器内視鏡学会東海支部例会の会長を拝命いたしました、三重大学医学部附属病院光学医療診療部の濱田康彦と申します。歴史と伝統を誇る本会の会長という大役を仰せつかり、身に余る光栄とともに、その責任の重さに身の引き締まる思いでございます。まずは、このような貴重な機会を賜りました片岡洋望支部長、ならびに八木信明前支部長をはじめ、東海支部幹事の先生方に心より御礼申し上げます。
第69回東海支部例会は、2026年6月6日にウインクあいちにて開催いたします。三重大学からは、第44回の足立幸彦先生、第62回の堀木紀行先生に続き、私が三人目の担当となります。
近年、消化器内視鏡分野は目覚ましい発展を遂げており、内視鏡機器の高性能化やAIを活用した診断技術の進歩により、診断と治療の精度は飛躍的に向上しています。これらの発展は、日常臨床に大きな恩恵をもたらす一方で、我々内視鏡医に求められる知識と技能の水準も、年々高まってきているものと考えます。このような背景を踏まえ、今回の支部例会では、上部・下部消化管、さらには肝胆膵領域における最新の知見や技術を幅広く取り上げるとともに、ハンズオンセミナーなど、実践的かつ双方向的な企画もご用意する予定です。また、若手医師や女性医師の積極的な参加と交流を促進する機会も設け、多様な立場の医師が活発に意見交換しネットワークを広げることで、支部全体の一層の活性化と連携強化も図りたいと考えております。
本会が、ご参加いただく先生方にとって有意義な学びと熱意ある交流の場となるよう、鋭意準備を進めておりますので、何卒、多くの先生方にご参加いただき、対面での活発なご議論とご指導を賜れましたら幸いに存じます。
最後になりますが、本例会の開催にあたりご協力を賜ります座長・司会の先生方、評議員の先生方、支部事務局の皆様、そしてご支援をくださる協賛企業の皆様に、心より感謝申し上げます。関係各位におかれましては、引き続きご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
第69回日本消化器内視鏡学会東海支部例会 会長
三重大学医学部附属病院 光学医療診療部
濱田 康彦